いい生涯とは? ― ふと、これからの自分の生涯について想ってみた

こんばんは。「朝の青空」です。 先週の休日は、久しぶりに映画を見に行ってきました。SF映画です。SF映画なんて何年ぶりだろう。久しぶりの非日常感がとても新鮮に感じて、心の振り子が左右に思いきり振り切れました。 そのせいか、心に余白が生まれた様な…

エッセイ:「時間の意味を取り戻す」という贈り物

こんばんは。 「朝の青空」です。 この8月に投稿したブログ ”「未来を知る」とはどういうことか…”では、「物理的な時間の進み方」と「未来を知ること」について話しました。 今回は少し視点を変えて、『時間』を哲学的・文化的に見つめてみました。 よかっ…

深夜のビストロで見つけた、心の居場所 ― 『キッチン常夜灯』読後エッセイ

こんばんは。「朝の青空」です。 帰宅後にふと窓の外を見ると、街の灯りが少し柔らかく感じられる時があります。 仕事や日々の用事に追われながらも、ほんのひととき心を休める時間――。あなたにも、そんな夜がありませんか? そんな夜に読みたくなるのが、長…

心を満たす、食のかたち

こんばんは。「朝の青空」です。 昨日と同じく、今朝も青空でした。休みの朝に見る青空は、格別に気持ちがいい。 私にとって、青空は水や電気のように、大切な日常の一部。だからこそ、今日も心をゆっくり満たす一日でありたい――そんな気分で朝を迎えた。 *…

随想:ひとりになると見えてくるもの ― 明日へつながる時間

こんばんは。 「朝の青空」 です。 今朝は、美しく穏やかな青空でした。 いつものように、朝の空に手を合わせ「今日も無事に過ごせますように」と祈った。 ほんの少し、背筋が伸びた気がした。 ** 一日が終わり、帰宅後に着替えをしているとふと肩の力が抜…

生き方の狭間にて、倫理という鏡をのぞく ― 『小説 ここは今から倫理です。』を読んで考えたこと

おはようございます。 「朝の青空」です。 「よりよく生きるとは何か」――この言葉を聞くと、どこか堅苦しく感じるかもしれません。けれど、この問いを私たちはどれだけ真剣に考えたことがあるでしょうか。 はじめに 「よりよく生きるとは何か」――本書『小説 …

家族がひとつになる時間 ― ジグソーパズルのある暮らし

こんばんは。「朝の青空」です。 ---- 家族みんな一緒に夕飯を食べる日が、少しずつ減ってきた。娘君も成長し、それぞれが自分の時間を大切にするようになってきている。家族で同じテーブルを囲む機会は、いつのまにか「特別な日」になっている。 だから、今…

終わりを意識するから、いまが輝く ― 淀川長治『生死半々』の言葉に寄せて

こんばんは。 「朝の青空」です。 はじめに 小説とエッセイ、それぞれの楽しみ方 小説を読むのはもちろん好きですが、私はときどきエッセイも手に取ります。小説は「完全に受け身」で物語の世界に入り込み、登場人物と共に心を動かされる楽しみがあります。 …

明日の自分を描く ― 100m走のように生きる

こんばんは。「朝の青空」です。 今回は、先日の世界陸上を観ながら感じたことをエッセイにまとめました。読んでいただけたら嬉しいです。共感いただければ最高です。 ーー はじめに — スタートラインの緊張感100m走のスタートライン。選手たちは一瞬のため…

まわり道にこそ人生のヒントがある ― 『まわり道を生きる言葉』を読んで

こんばんは。 「朝の青空」です。 先日のNHK-SONGS。TUBE 40周年特集が最高でした!私の学生時代の、ど真ん中の夏を彩ってくれた数々の曲。とても懐かしくて嬉しくて、楽しかった「あの頃」や「失恋の苦い思い出」が一瞬でドッと蘇ってきた。まさに「音楽の…

私の経験が教えてくれた医療の本質 ― ドラマ「DOC」とともに

こんばんは。 「朝の青空」です。静かに夏が去り行く中、いかがお過ごしでしょうか。 <はじめに> 本記事は、以前紹介した記事ですが、新たな思いを追記し、更に内容を再構成して再度掲載しています。少しの間お付き合いくださいね。 ―― イタリア製の医療ド…

生きる意味とは。 自分と対話する勇気 〜上田紀行さんの本から考える〜

こんばんは。「朝の青空」です。 はじめにきっと誰しも一度は、「私は何のために生きているのだろう」と立ち止まったことがあるのではないでしょうか。私も何度もその問いに立ち止まってきました。 仕事で壁にぶつかったとき、人間関係に疲れたとき。頑張っ…

親子のかたち ― 東野圭吾『希望の糸』が問いかけるもの

おはようございます。 「朝の青空」です。 今回は、東野圭吾さんの小説『希望の糸』を読んだ感想を、エッセイの形で綴ってみます。 少しの間お付き合いください。 ※ネタバレ注意:物語の核心に触れています。未読の方はご注意下さい ーー はじめに — 本を手…

もし、フェイクの標的になったら? ―― 小説『ディープフェイク』を読んで考えたこと

おはようございます。「朝の青空」です。 はじめに「ディープフェイク」という言葉を、最近ではニュースやSNSで耳にする方も多いでしょう。 AIを使って、実在しない映像を“本物そっくり”に作り出す技術ですね。 それは映画や広告などでの応用も期待される一…

幸せの9つの言葉

こんばんは。 「朝の青空」です。 特別な贅沢をしなくても、人は言葉ひとつで幸せになれる――。そう気づかせてくれる言葉が、私にはあります。 1.おはよう2.行ってきます3.行ってらっしゃい4.ただいま5.おかえり6.いただきます7.ごちそうさま8…

限られた時間をどう生きるか ―― 映画『余命10年』からの問いかけ

こんばんは。 「朝の青空」です。 もし、医師から「余命は10年です」と告げられたら――。 あなたは残された時間を、どう生きるでしょうか。 忙しい毎日の中ではつい忘れてしまいがちですが 人生には限りがあります。 その「有限」という事実を、静かに しかし…

東京の未来は銃声よりも静かに、人知れず壊れていく ―― あさのあつこ『プレデター』を読む

こんばんは。 「朝の青空」です。 ■ はじめに読書の楽しみの一つは、頭の中で自分の好きな形にシーンを想像できることでしょう。 読者に“余白”を手渡してくれます。 だからページをめくるたびに 自分の心の中で物語の映像を形づくる楽しさがあります。 映画…

静かに感じる、小さな成長のよろこび

こんばんは。 「朝の青空」です。 今日は、秋の気配を感じながら立ち止まって 自分の歩みを見つめたときにふと感じる「小さな成長の喜び」 について綴ってみたいと思います。 少しの間、お付き合いいただければ嬉しいです。 ** 1.一年を振り返る季節 気…

「未来を知る」とはどういうことか ― テッド・チャン『あなたの人生の物語』を読んで

こんばんは。「朝の青空」です。 * もし、まだ起きていない出来事を「記憶」として思い出せるとしたら── 私たちは、いつも「未来はわからないもの」として生きています。 でも、もしその未来があらかじめ頭の中に思い出のように浮かんでしまったら? あなた…

懐かしい曲が、今日を彩るとき

こんばんは。 「朝の青空」です。 誰にでもきっと、日常の中でふっと心が満たされる瞬間があります。 私にとって、それは週末の朝、スタバで過ごすひとり時間。 温かなコーヒーを片手に、流れてくる音楽に耳を傾けながら読書するひとときは まさに“小さなご…

時代を超えて問いかける“人生の本質” ―― 小説『君たちはどう生きるか』 を読んで

おはようございます。 「朝の青空」です。 夜明けが少しずつ遅くなり、夕刻も早く訪れるようになりました。 そして、朝晩の空気も、ほんの少しですがひんやりしています。 季節の移ろいを感じます。 そんな時期にふと手に取ったのが、吉野源三郎さんの名著『…

アニメから学んだ「生きるための力」 ーー 『ブルーピリオド』を観て

こんばんは、「朝の青空」です。 今回は、アニメについて、私の想いを綴ってみました。 どうか、少しの間、お付き合いください。 ** ■ アニメがくれた背中を押す力 ここ数年、私はアニメからも「生きるための力」をもらってきました。 日々の暮らしが、ど…

原爆の日に、私たちが心の中でできること

こんばんは。 「朝の青空」です。 今日は、広島原爆の日。 今夜、帰宅してテレビをつけると、平和記念式典の様子が映し出されていました。 その画面を見つめながら、ふと昨日、ある有識者が語っていた以下の言葉が 心によみがえりました。 『原爆投下という…

高校生の君へ、未来の私が伝えたいこと ―― お題「高校生に戻ったらしたいこと」

お題「高校生に戻ったらしたいこと」 こんばんは。 「朝の青空」です。 これは、未来の私から、過去の高校生だった私へ宛てた手紙です。 ほんの少しだけ、時間を超えて伝えたい言葉があります。 ** 高校生だった、あの頃の私へ。 今の私は、迷いながらも、…

最高のメッセージ

こんばんは。 「朝の青空」です。 毎日を頑張っている中で ふとした瞬間に心を支えてくれる “言葉” に出会うこと、ありませんか? それは、友人の何気ない一言かもしれないし 本や映画、そしてたまたま流れてきたテレビCMの中にあった言葉かもしれません。 …

【エッセイ】夜空に挑んだ男の夢 ―― 小説『天地明察』が描く、知と信念の物語

こんばんは。 「朝の青空」です。 今朝の青空も素晴らしかったです。 今日も朝から猛暑でしたが、せっかくの休日に 家の中で終わるのは勿体ないので、ウォーキングも兼ねて カフェ、書店や図書館、ユニクロなどを巡りました。 実は、グラン マスカット フラ…

選挙が終わると、また茶番? 政治に“責任”はあるの?

こんにちは。「朝の青空」です。 参議院選挙が終わり、「これから新しい政治が動き出す」と期待したのも束の間 聞こえてきたのは“石破おろし”の大合唱です。 若手自民党議員のみならず、マスコミまでもが煽る姿に 驚きと失望を感じています。 * 「総理を変…

懐かしさから、和歌の世界へ ── 『小倉百人一首 解剖図鑑』をめぐって

こんばんは。 「朝の青空」です。 去る6月の雨の休日 本棚の整理中にふと目に入ってきた「小倉百人一首」のカルタ。 それを見た瞬間、高校時代の古典授業でやったカルタ会の風景が ぼんやりと思い出されました。 数首だけ、まだ記憶の底に残っている歌もあっ…

【エッセイ】 美を信じるという生き方 ― 天才数学者・ラマヌジャンに学ぶ魂の軌跡

■一日の始まりに思うことあなたは、“これって美しいな” と感じる瞬間を、日々の中で大切にしてますか? 今朝の空も、夏の青空。 青い空が美しくて、最高の朝でした。 そんな青空の朝に思い出したのが、かつて読んだ一冊の本―― 『無限の天才 ― 夭逝の数学者・…

GReeeeN「愛唄」に出会って。 あなたは“生きる意味”を感じたことがありますか?

こんばんは。「朝の青空」です。 今日は、2025年3月に投稿した同名のブログを その後に心の中に積もっていった想いを加えて あらためて書き直してみました。 少し時間を置いて この曲と、自分が投稿したブログに向き合ってみたことで あらためて見えてきた「…